高知新聞社会福祉事業団 軽費老人ホームA型 軽費老人ホームA型 あかねの里

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掲載日:2017年2月15日

立石さくら

 1.あおぐ僕らのあかね空 尊き一生我が道を
   去りてこの世に残す名は 立石さくらはらんまんと

 2.我が道照らす灯で 照らすこの道あの道も
   去りてこの世に残す名は 立石さくらはらんまんと

 3.一期一会の人生を 土佐の男の名にかけて
   去りてこの世に残す名は 立石さくらはらんまんと

 くっきりと晴れ渡った青空に透き通ったテノールとギターの音色が響き、30人足らずの小さな聴衆は歌詞に曲に聞きほれていました。暖かい日差しに包まれ、昼食後の時間帯でもあり、気持ちよさそうに半ば目を閉じ子守唄感覚で聞いている方もいました。今日15日、施設で4分咲きほどになった早咲きの「立石さくら」観桜会のワンスナップです。立石さくらと言っても施設以外の方はほとんど分からないでしょうが、「河津桜」の施設での愛称です。施設の庭の立石桜は合わせて3本。篤志家の立石萬寿男さんが浄財ともども「殺風景な2月、心の慰めを」と施設に届け、植樹して下さったものです。昨年4月に病気でお亡くなりになりましたが、立石さんの県内各地での善意、「金はなくしても人をなくしてはダメ」と人を愛する信念を聞いた文学好きな小野山征男さんが作詞、音楽好きな次男の太一さんが作曲、タイトルもそのものずばりの「立石さくら」と名付けてくださいました。

 植樹後丸3年が過ぎて木も生長、1週間ほど前には4輪ほどが咲きました。、遊びのことならいろいろ思いつくもので、立石さんの奥様の時子さん、小野山さん親子も招待した観桜会を職員に提案しました。ただ、開花から満開までの時期を1週間と誤り、まだ4分咲きなのは興ざめでした。しかし、この日に合わせて皆さんが時間をやりくりしてくれましたので決行、職員には「精いっぱい盛り上げて」と新たな指示を出しました。

 職員はお酒なしで暖まるものと朝からぜんざいつくりに励み、いすのほうが座りやすいだろうと、庭にはいすとテーブルを準備しました。花見は気温を見計らい午後2時40分からに設定、天気は晴れで、気温は16度ほど、風もなく最高の条件でした。以前何かの花見で世話役をしたときは桜が散り始め、天気も雨模様で大ブーイングでしたが、今回は心の広い皆さんで非難もありませんでした。「立石さくら」の歌詞は事前にみなさんに渡していましたからサビの部分「立石さくらはらんまんと」は気持ちよく斉唱でした。歓談では「淡いピンクが良い」「静岡で偶然見つかった新種だ」との鑑賞派から「このぜんざいはうまい。誰が作ったの?」「せめて1合くらいは熱かんを」などとの花より団子派まで和気でした。最後は再び小野山さんの作った「ありがとう音頭」を皆で斉唱し、「今度、満開のときにまたやろう」と締めくくりました。

 次はタイミングを見逃さないよう、そしてより盛り上がるよう多くの意見を参考にしたいものです。それにしても花見は人が多いほど楽しく、また、日ごろ会えない人も結び付けます。時子夫人と小野山さん父子の新たなつながりもできました。こんなことも立石さんが日ごろ言っていた「人の大切さ」でしょう。立石さん、あらためてありがとうございます。

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