掲載日:2017年2月23日
歳のせいもあるのでしょうが、けさは強い雨の音で目が覚め、しばらく眠れませんでした。暦の上では雪が雨に替わる「雨水」の18日が過ぎました。高知の場合は雪が降ることが滅多にありませんから、大気の湿度が高くなり、強い雨が降り始めるのが雨水なのではと思います。3月上旬の理事会・評議員会が終えると、新年度から「社会福祉法人改革」がいよいよ本格化します。経営組織のガバナンス強化、事業運営の透明性向上、財政規律の強化など5点が主な骨子となっており、組織の再編など準備を進めていますが、骨子の目指すものが定着するには年期を要すると考えます。
法人改革では定款も「全部改正」しなければならず、慣れない作業でいろいろと迷い、悩み、勉強になりました。定款は日ごろ熟読することもなく、行政用語や専門用語に難渋し、だれもが分かるようなものをと思いました。しかし、「立法慣行に準ずる」ことが望ましいらしく、結局、厚生労働省の定款例に従いました。それにしても「する」「とする」「するものとする」との使い分け、解釈の違いもいまだに分かったような、分からないような気がします。例えば、「福祉サービスを積極的に提供するものとする」とのくだりの「するものとする」は努力規定で、必ずしもしなければならないとの解釈はないらしいのですが、それなら形容語句の「積極的に」は不要なのではないかとも感じました。
定款末尾の「附則」は「こざとへんのない付則ではなぜいけないのか」と、合点がいきません。常用漢字表には「付」も「附」もありますが、当用漢字表が制定された折の「当用漢字補正資料」にある「同じ音で意味の近いものは一方を省く」との考えは今も生きていると思えるからです。ただ、日本国憲法にも第37条に「国でこれを附する」とあり、「憲法の文言に追随して」との考えも強いようです。
行政当局の定款作成の指導は職務以外の付加的なものでもあり、さらに変な小理屈を重ねての抵抗には担当者は大変だったかと思います。そして定款例のまま記したつもりでしたが、「か」が「カ」となっていたり、読点が抜けていたりなど細かい所まで含め誤字・脱字の訂正個所は数十カ所に上り、かなりの時間をかけて丁寧にチェックしてくださったことが分かります。
冊子にまとめる作業も勉強になりました。活字の大きさの指定はないようでしたから、どのくらいの大きさの活字が読みやすいのか、また、その大きさの活字ならどのくらいのページ数になるのか。1行が何文字で1ページは何行が妥当なのか検討も重ねました。一つ小さな抵抗を試みました。「1章」「2章」と各章の始まりは3文字分空けるのが標準らしいのですが、大きな区切りですからより分かりやすく、より目立つようにと、センターそろえにしました。差し支えがあればまた直しますが…。表紙と表紙の裏の2ページ目にはページ番号を振らず、本文の3ページからページを振るパソコン上の方法も今回初めて習得しました。
素人が作ったものですからベストではありません。他の法人の定款には遥かに立派なものがあるでしょう。それでもそれなりに自己満足しています。机の上に常時置き、今度は熟読しなければとの気持ちも湧き上がります。また、職員誰もが目を通す、ここからが社会福祉法人改革の第一歩かと考えます。